いつもありがとうございます。加東市を中心に内装や水回りなどのリフォーム工事を行ってる小池建築です。
令和元年8月旬にお客様よりフローリングがふわふわするとご依頼を頂きました。
(約1年ほど前にお話を聞いていた仕事です)
見て驚きました。今まで見た事のない光景を目にしました。
布基礎の下の土が無くなっているのです。
私だけでの判断が出来ないと思い、土建業者を呼び、お互いに意見を交わし合いました。
このお宅は築35年で山のきわに建てられており少し斜面上に建築されています。
地下の水の流れに疑いを持ち、土砂が流水により地盤沈下したものと判断しました。
原因確認をしないと施工はできません。
本格的に工事に入ったのは令和元年10月の下旬です。
重機を使って建物の裏の方から掘り起こす作業にに入りましたが掘り起こしても流水の確認できませんでした。
掘り起こしの作業を中止して、雨水の会所のふたを開けて見ると、底が無く、雨水が全部地中に流
れ込む状態になっていました。
普通は雨が降ると雨どいを伝わり会所へと集まり、後は溝等を通じて排水となりますが、
会所の底が無い為に建物の敷地内の地中の土砂を雨水が持ち去り、基礎下、建物内の地盤沈下にテながっていました。
既設の会所を撤去後に新たに会所を設置して底にコンクリートで納めました。
建物内の地盤沈下に対応する為にベタ基礎に。
この建物はワンルーム型でキッチン、リビング、和室と仕切りが無く玄関入れば二階へ向かう階段が吹き抜けになっています。
ベタ基礎にするには床板を全部 撤去したいのですがキッチンのシンク、洗面台、トイレの便器色々と設置されてます。出来るだけ床板を撤去する事にしました。
ベタ基礎うつ前に地盤沈下している部分の整地(生コンが入りやすくする為)基礎に穴をあけ、差し筋アンカーを打ち込み600㎜間隔で 全体で90本打ちました。
その後で5㎜位のワイヤーメッシュを敷き詰めた。後に、コンクリートを流し込みが完了しました。
(厚み150㎜)
コンクリートが乾いた後、大引、根太を設置する前に地盤沈下の為何ヵ所か高さ調整が必要でした。
苦心したのがキッチンのシンクの下です。
シンクを触らずに大引等設置し根太の設置後、下地に構造コンパネを引きフロア、仕上げ作業。
床が収まったら、次は壁に取り掛かかりました。
このお宅の壁は思って居たより、すごく悪かったです。
クロスのひび割れ、下地の破損(風が通る位)下地の修理、石膏ボートの張替と色々と修理で手が掛かりました。
クロス屋泣かせです。
階段は吹き抜け、新たに手すりを設けました。
階段の側壁に傘木を設置より美しく仕上げました。
階段の音なりを修理しました。
全室、廊下、吹き抜け階段周りからクロス張替細かな所まで修理、施工致しました。
全室、廊下、吹き抜け階段周りからクロス張替細かな所まで修理、施工致しました。
お住まいの方が日頃から、使いやすく、快適に過ごして欲しいと言う思いを込めて修理、施工させて頂きました。
最初、依頼があった時 私自身 地盤沈下している建物をどのように修理すればいいのか、悩みました。
コストの部分でも、施工の仕方も色々と私自身が勉強となりました。
施工終了後、依頼の方から嬉しいとお言葉を頂き自分自身が満足しています。
まだまだ、こんな経験を生かし、励みたいと思います。